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舌小帯短縮症について 母乳育児でお困りの方へ

2025年06月30日 更新 |ブログ

舌小帯短縮症(ぜつしょうたいたんしゅくしょう)とは、舌の裏側にある筋のような部分(舌小帯)が短いために舌の動きが制限される状態です。赤ちゃんが舌小帯短縮症だと、母乳育児に影響を与えることがあります。当院では、母乳育児中の赤ちゃんが舌小帯短縮症が原因で授乳が困難な場合「舌小帯リリース」という処置を行っています。

舌小帯リリースとは

舌の裏の筋(舌小帯)を伸ばし、舌の可動域を広げる処置です。これにより、授乳のしづらさや発音、食事の問題が改善されることがあります。また、舌の動きが正常化することで歯並びや顎の発育を促し、赤ちゃんの成長を支えます。

最新の機器「ウォーターレーズ」で負担を軽減

当院で行う舌小帯リリースは、最新の高度医療機器である「ウォーターレーズ」を使用しています。この機械は水とレーザーを組み合わせており、高速で精密な処置が可能です。ウォーターレーズの特徴は、痛みと出血が少ないこと。実際に当院の院長も無麻酔で体験しており、その負担の軽さを確認済みです。施術後は、すぐに授乳していただきます。処置直後から赤ちゃんの飲み方が変わり、母乳育児がより快適になるケースも多くあります。

母乳育児での困りごとから発見されることも

先日、母乳を飲ませる際に困難を感じたお母さんが、助産師さんにご相談されたところ、舌小帯短縮症を指摘され、当院をご紹介いただきました。その後、舌小帯リリースを施術し、赤ちゃんの授乳がスムーズになったというお話を伺いました。お母さんからも「授乳が楽になり、赤ちゃんとの時間がもっと愛おしく感じられるようになった」との嬉しいお言葉をいただきました。

連携することで広がる可能性

私たちは、舌小帯短縮症の処置を通じて、さまざまな職種の専門家と連携する重要性を日々実感しています。小児科の先生、助産師さん、看護師さんと情報を共有し合うことで、多くの赤ちゃんを助けることができるからです。

お悩みの方はまずはご相談を

母乳育児において違和感や困難を感じたときには、専門の医療機関や信頼できる助産師さん、小児科の先生に相談することが大切です。早めの対応がお母さんと赤ちゃん双方のストレスを軽減します。当院でも舌小帯のチェックを行っておりますので、気になることがあればお気軽にお問い合わせいただければと思います。舌小帯短縮症の早期発見と適切な処置で、お母さんと赤ちゃんが笑顔で授乳の時間を楽しめるお手伝いをさせていただきます!

医院情報

医院名:あわ歯科こども歯科クリニック
診療のご案内:一般歯科、小児歯科、矯正歯科、口腔外科
所在地:〒770-0021 徳島県徳島市佐古一番町5−23
電話番号:088-652-0331
診療時間:AM 9:00〜12:30、PM 14:00〜18:00
休診日:木・日・祝日

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